[11日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は11日、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領とサンクトペテルブルクで会談し、ロシアはエネルギー市場で誰とも敵対しておらず、石油市場の需給バランスを模索していると述べた。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の減産決定を、米国は批判している。
プーチン氏は「われわれはOPECプラスの枠組みの中で、積極的に動いている。誰に対しても問題を引き起こすようなことはしない」と話した。その上で「世界のエネルギー市場に安定性を持たせるために行動している」と強調した。
米政府はOPECプラスの減産を「目先のことしか見ていない」と批判。これに続きバイデン大統領は政府と議会に対し、米国内のエネルギー生産を拡大し、エネルギー価格に対するOPECの支配力を弱める方法を検討するよう要請した。