[モスクワ 12日 ロイター] - ロシアのウシャコフ大統領補佐官は12日、プーチン大統領が11月にインドネシア・バリで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するかどうかはまだ未定と述べた。
ウシャコフ氏は11月には多くの国際フォーラムが予定されているとし、「G20までにまだかなりの時間がある。成り行き次第だ」と述べた。
バイデン米大統領はCNNとのインタビューで、G20でプーチン大統領と会談するかという質問に対し「現時点でプーチン氏と会う理由はない」と応じた。同時に「プーチン大統領が何について対話したいかによる」とし、ロシアで禁錮9年の判決を受けた女子バスケットボール米国代表ブリトニー・グライナー選手について協議する意向であれば、会談に前向きという考えを示した。
ウシャコフ氏はバイデン大統領の発言について、ロシアは常に交渉にオープンとした上で、「われわれは差し伸べられた手を押しのけるようなことはしない。しかし相手が何らかの理由で会合を望んでいないと感じれば、押し付けることもない」と述べた。