[14日 ロイター] - アジア時間14日序盤の原油先物価格は下落した。米原油・ガソリン在庫が増加し、サウジアラビアと米国はOPECプラスの減産計画を巡って衝突している。
0034GMT(日本時間午前9時34分)時点で、北海ブレント先物は0.15ドル(0.2%)安の1バレル=94.42ドル。米WTI先物は0.21ドル(0.2%)安の88.90ドル。
米エネルギー情報局(EIA)によると、7日までの1週間で原油在庫は990万バレル増加し、4億3910万バレルになった。アナリスト予想は180万バレル増だった。[EIA/S]
ガソリン在庫は200万バレル増の2億0950万バレルとなった。アナリストは180万バレル減を予想していた。
一方、ディスティレート(留出油)在庫は大幅減。冬が近づくにつれて暖房油需要が増加すると予想されている。
また、サウジアラビアは13日、同国が盟主である石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスの大幅減産が政治的決定だとする批判について「事実に基づいていない」と反論した。米政府が再び反発して応酬となり、両国関係の冷え込みがさらに鮮明になった。