[14日 ロイター] - 米エネルギー企業ベーカー・ヒューズの週間データ(10月14日までの週)によると、米国内の石油・天然ガスの掘削リグ稼働数は前週比7基増の769基で、2020年3月以来の高水準だった。増加は過去5週間で4週目。
石油掘削リグは8基増の610基、天然ガスは1基減の157基と7月以来の低水準だった。
米エネルギー省は12日、年末までと23年の米原油需要・生産について、伸びは当初予想を下回るとの見通しを示した。
稼働リグ数は過去2年ほとんどの月で増加しているが、週間の増加は数カ月にわたり1桁で生産もコロナ禍前に記録した過去最高水準を下回っている。多くの企業が増産よりも投資家還元や債務返済に資金を回していることが背景。