[18日 ロイター] - 原油先物はアジア時間18日の取引で底堅く推移している。米ドルの下落が支援材料となっているが、根強いインフレが世界経済の後退を招くとの懸念が上値を抑えた。
北海ブレント先物は0.09ドル(0.1%)高の1バレル=91.71ドル。米WTI先物は0.06ドル(0.1%)高の85.52ドル。
ハント英新財務相が財政政策を180度転換させたことを受けてリスク選好が高まり、ドルは下落した。
一方、米シェール生産量の増加で供給不安が後退し、原油相場の上値を抑えた。
米エネルギー情報局(EIA)は17日の報告書で、テキサス州とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地の11月の産油量が日量約5万バレル増の545万3000バレルと過去最高に達すると予想した。同盆地は米国最大のシェールオイル生産地。
中国が緩和的金融政策を維持するとの期待は原油相場の強材料となった。