[25日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅に上昇。米ドルが軟化し、米経済指標の弱い内容を受けて米連邦準備理事会(FRB)による積極的利上げ継続の期待が後退したことが、原油相場を上向かせた。
北海ブレント先物は0008GMT(日本時間午前9時08分)時点で0.12ドル高の1バレル=93.38ドル。米WTI先物は0.22ドル高の84.80ドル。
S&Pグローバルが24日に発表した10月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は4カ月連続で景気拡大・縮小の節目である50を下回った。FRBの利上げが効果を表している証しと受け取られ、利上げ減速につながる可能性がある。
一方、ドル指数は軟化し、原油先物の割安感が意識された。
ただ、中国の9月の原油輸入が前年比で2%減少したことが、相場の頭を抑えた。