[国連 26日 ロイター] - 国連人道問題調整室(OCHA)のグリフィス室長(事務次長)は26日、国連が仲介した黒海経由の穀物輸出に関する協定について、11月半ば以降も延長されることを「比較的楽観」していると述べた。
同氏は今月、国連貿易開発会議(UNCTAD)のグリンスパン事務局長とモスクワを訪れ、ロシア当局者と協定について話し合った。
当初120日間の合意として7月22日に結ばれた協定はウクライナの穀物・肥料輸出再開につながったが、ロシア産の穀物・肥料の輸出促進を目指す内容も盛り込まれていた。
国連は最長1年の協定延長に加え、国連とトルコ、ロシア、ウクライナ当局による船舶合同検査の円滑化に向けて取り組んでいる。
国連当局者によると、ウクライナがミコライウ港を合意に加えるよう求める可能性もあるという。