[モスクワ 28日 ロイター] - ロシア財務省は今後3年間の予算案で、2023年の課税対象となる産油量(コンデンセートを含む)の見通しを4億9000万トン(日量984万バレル)とした。これは今年の見通し(5億2500万─5億3000万トン、日量1054万─1064万バレル)を7─8%下回る水準。西側諸国による制裁の影響を見込んでいる。
公表された予算案を基にロイターが算出した。落ち込みはさらに拡大する可能性もある。
23年の課税対象の精製量と輸出量は計4億0820万トン(820万バレル)と、従来予想の5億0720万トン(1015万バレル)から大幅に下方修正。精製量は約20%減の2億3010万トン、輸出量は19.4%減の1億7820万トンとしている。
一方、予算案の付属文書では、22年の産油量は5億1500万トンに引き下げられているほか、24─25年は平均で5億トンと予想されている。