[モスクワ 2日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は2日、イランのアブドラヒアン外相との電話会談で、西側諸国のメディアが湾岸地域を巡る緊張激化の引き金となり得るキャンペーンを開始したと伝えたと、ロシア外務省が発表した。
声明によると、ラブロフ外相は「西側メディアによる情報キャンペーンの有害性」について語り、アブドラヒアン外相に対し、そのような行動は戦略的に重要な地域における危険な緊張激化をもたらす可能性があると述べたという。
米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)の報道官は1日、米国はイランによるサウジへの脅威を懸念しており、必要であれば対応を躊躇しないと述べた。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、サウジを標的とするイランの攻撃が差し迫っていることを警告する情報について、サウジが米国と共有していると報じていた。
イラン外務省のナセル・カナニ報道官は2日、イランによるサウジへの脅威を巡る西側メディアの報道は「根拠のない非難」だと述べた。