[アブダビ 2日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国による10月の原油生産量は日量2971万バレルと、2020年4月以来の高水準だった9月から2万バレル減少したことがロイターの調査で分かった。減少は6月以降で初となる。
OPECとロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は10月に日量10万バレルの追加増産を行うことで合意。そのうち約6万4000バレルをOPEC加盟10カ国でカバーすることが見込まれていた。
もっとも、10カ国の生産量は10月の目標をなお136万バレル下回っている。9月には132万バレル下回っていた。
10月はアンゴラとナイジェリアの生産量が最も減少。アラブ首長国連邦(UAE)とクウェートは小幅減産した。サウジは横ばい。イラクは日量5万バレル増と最大だった。