[ブリュッセル 4日 ロイター] - 米国務省のオブライエン制裁調整官は4日、主要7カ国(G7)が決定したロシア産石油に上限価格を設ける措置について、なお多くの詳細を詰める必要があるものの、導入される12月5日までに運用上の詳細は全て整う見通しという認識を示した。
オブライエン制裁調整官は訪問先のブリュッセルで、価格の上限設定やガバナンスに関する技術的な協議が続いているとした上で、「重要な日程は12月5日だ。価格上限はすでに十分に長く議論されてきているため、市場参加者は理解し、導入に向けた最善の方策について意見を出している」と語った。
それ以上の詳細には踏み込まなかったものの、「12月5日までに確実に準備は整うだろう」とし、保険・輸送会社などが示している懸念にも対処できる見通しと述べた。