[シンガポール 7日 ロイター] - 中国税関総署が7日発表した10月の原油輸入は4314万トン(日量1016万バレル)と前年同月比14%増加し、5月以来の高水準を付けた。5カ月ぶりの増加だった。新たに建設された2カ所の製油所が試運転など操業開始に向け準備を進めたことが増加につながった。
輸入量は9月の日量980万バレルを上回った。
中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)は広東省に新設した製油所で日量20万バレルの原油処理施設の試運転を開始。非上場の盛虹石化も江蘇省に新設した日量32万バレルの製油所の操業準備を進めた。
国際原油価格の下落を受けて製油所が原油在庫を補充する動きも強まり、米州や中東からの輸入が加速した。
1─10月の原油輸入量は4億1353万トンで、前年同期から2.7%減少した。
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