[北京 7日 ロイター] - 中国税関総署が7日発表した10月の大豆輸入量は前年同月比19%減の414万トンと、2014年以来の低水準だった。
国際価格の高騰と圧砕マージンの低迷が背景。
1─10月の輸入は前年比7.4%減の7318万トン。
在庫の補充が早急に必要なことが浮き彫りとなった。
国際大豆価格はブラジルの悪天候を受けて6月に10年ぶりの高値に上昇。価格高騰と上半期の飼料用需要低迷を受けて圧砕マージンが低下しており、大豆の購入意欲が減退した。
Sitonia Consultingの共同創業者Darin Friedrichs氏は「11─12月の輸入は上向くだろうが、当面は大豆の供給が非常にタイトな状態に直面する」と述べた。