[モスクワ 9日 ロイター] - ロシア外務省は9日、米国と欧州連合(EU)がロシアからの穀物・肥料の輸出を妨害していると非難し、黒海経由のウクライナ穀物輸出合意への参加延長にはこの点を考慮するとした。外務省のザハロワ報道官が記者団に対し述べた。
同合意は11月19日に期限切れとなる。
ロシアは、西側諸国の直接の制裁対象ではない穀物・肥料輸出が、保険や物流などが制裁対象になることで事実上封じられていると不満を表明。ザハロワ報道官は、穀物輸出合意の一部であるこの点について何ら進展が見られておらず、ロシアが参加を延長するかどうかは依然として不明と語った。