[ティラナ 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)と西バルカン諸国は6日、アルバニアの首都ティラナで首脳会議を開催した。EU首脳は会議後、「西バルカン諸国のEU加盟という観点に対する完全かつ明確なコミットメントと加盟手続きの加速要請」を再確認した。
今回の会議で西バルカン諸国のEU加盟を巡る具体的な進展はほとんど見られなかったものの、前回の会議からムードは改善し、来週にも何らかの進展が得られるとの期待が高まった。
EUのミシェル大統領は、12月15日─16日にかけて行われるEU首脳会議で、ボスニアのEU加盟を巡り「前向きなシグナル」が出ることを期待すると述べた。
6月に行われた前回の首脳会議ではバルカン諸国の首脳がEU加盟に向けた交渉が進展していないと厳しく批判していたが、ロシアおよび中国の西バルカンへの影響力の広がりが懸念される中、ドイツのショルツ首相は西バルカンに関してEUに新たなムードが生まれていると語った。