[8日 ロイター] - 原油先物価格は前日の年初来安値から反発している。景気減速による燃料需要の落ち込みが懸念される中、米国の原油生産とガソリン在庫は増加した。
0130GMT(日本時間午前10時30分)時点で、北海ブレント先物は0.62ドル(0.8%)高の1バレル=77.79ドル。米WTI先物は0.69ドル(1%)高の1バレル=72.70ドル。
ブレント先物の7日清算値は、2022年の取引初日に付けた今年の最安値を割り込んだ。WTI先物も年初来安値を更新した。
米エネルギー情報局(EIA)が7日発表したデータによると、先週の米原油生産は8月以来の最高水準となる日量1220万バレルに増加した。
週間在庫統計では、原油在庫が減少する一方、ガソリンと留出油の在庫が急増し、需要が落ち込むとの懸念が強まった。