[12日 ロイター] - 独環境庁が12日に発表した年次報告書によると、国内の再生可能エネルギーによる発電量は2022年に増加したが、30年までに総発電量の80%を再生エネルギーにするという目標達成に向けて必要な水準は下回っている。
再生可能エネルギーは今年のドイツの電力消費の約46%を占める見通しで、前年の41%から増加する。
主に風力と太陽光により昨年は約256テラワット時(TWh)が発電され、前年比9%増加したが、30年までに年間約600TWhにするという目標達成に向けて必要な水準(269TWh)は依然下回る。
政府は45年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量実質ゼロ)達成に向け、再生可能エネルギーの目標を引き上げ、制限緩和に動き、風力・太陽光発電を一段と推進するため複数法案を可決している。