[ブリュッセル 12日 ロイター] - 欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は12日、EU外相が約200のロシアの個人および団体を制裁リストに追加する方針で大筋合意したと明らかにした。
ボレル氏は記者会見で、「ウクライナの穀物を略奪し、ウクライナ市民や子どもを国外に追いやった人物が標的」とし、「ロシアの防衛部門や軍、ロシア政府や議会、司法機関の当局者に大きな打撃を与える」と語った。
同時に、欧州委員会が提案した対ロシア制裁第9弾を巡っては、まだ合意には至っていないと明らかにした。詳細には踏み込まなかったものの、内容の一部やその影響を巡りEU外相の間で意見の相違があったと指摘した上で、週内に承認されることを望むと述べた。