[13日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続伸。カナダから米国に原油を運ぶ「キーストーン・パイプライン」が流出事故でなお稼働を停止しているほか、中国の新型コロナウイルス規制緩和が需要を押し上げるとの見方が支援材料になっている。
0202GMT(日本時間午前11時02分)時点で北海ブレント先物は0.64ドル(0.8%)高の1バレル=78.63ドル。米WTI先物は0.64ドル(0.9%)高の73.81ドル。
直近では共に約1ドル上昇してブレントが79.02ドル、WTIは74.17ドルとなっている。
キーストーンは米カンザス州で7日に流出が報告されてから稼働を停止しており、カナダのTCエナジーは再開時期を示していない。
パイプライン停止で米原油在庫の減少が見込まれ、ロイターが調査したアナリスト7人は9日までの1週間に平均390万バレルの在庫減少を予想した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチは、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策のハト派的な転換と中国の経済再開の「成功」によって北海ブレント先物が90ドルを超える可能性があるとの見方を示した。