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ロシア産石油のインド向け販売、G7の上限60ドルを大幅に下回る

発行済 2022-12-14 23:49
更新済 2022-12-14 23:55
© Reuters. 欧州連合(EU)によるロシア産原油の輸入禁止を受け、ロシアの主力輸出品であるウラル原油が、欧米各国が定めた上限価格の1バレル=60ドルを大幅に下回って取引されていることが

[ニューデリー 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)によるロシア産原油の輸入禁止を受け、ロシアの主力輸出品であるウラル原油が、欧米各国が定めた上限価格の1バレル=60ドルを大幅に下回って取引されていることが分かった。4人の市場関係者によると、大口顧客であるインドは60ドルを大幅に下回る価格で購入している。

© Reuters. 欧州連合(EU)によるロシア産原油の輸入禁止を受け、ロシアの主力輸出品であるウラル原油が、欧米各国が定めた上限価格の1バレル=60ドルを大幅に下回って取引されていることが分かった。2014年7月撮影(2022年 ロイター/Todd Korol)

今月に入り、インド向けのウラル原油の価格(保険・海上輸送料含む)の一部は、基準となる北海ブレントの月平均に対し1バレルあたりマイナス12─15ドル程度まで下落している。10月にはマイナス5─8ドル、11月はマイナス10─11ドルだった。業界筋によると、割引幅の拡大により、ロシア産原油が現地課税を含む総生産コストを下回る価格で販売されているケースがあるという。

主要7カ国(G7)とEU、オーストラリアは5日から、ロシア産原油の上限価格を1バレル=60ドルとした。

一方ロシアは、減産を余儀なくされてもこの上限を守らないと表明していた。

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