[15日 ロイター] - アジア時間15日の原油先物はほぼ横ばいで推移。中国の今後の需要回復に期待感がある一方で、米国をはじめとする世界の主要中央銀行が利上げを継続する可能性が懸念されている。
北海ブレント先物は0121GMT(日本時間午前10時21分)時点で0.01ドル高の1バレル=82.71ドル。米WTI先物は0.04ドル安の77.24ドル。
国際エネルギー機関(IEA)は14日、中国の石油需要が今年日量40万バレル減少するのに続き、来年は回復するとの見通しを示した。世界の石油需要は来年に170万バレル増加し、1億0160万バレルになると予想した。
中国では過去1カ月に道路と空の交通量が大幅に増えたことがデータで示されている。
一方、米連邦準備理事会(FRB)は13─14日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.50%ポイント引き上げ、利上げペースを減速させた。今後の追加利上げも示唆した。