[プラハ 15日 ロイター] - 旧ユーゴスラビアのコソボのクルティ首相は15日、欧州連合(EU)への加盟を申請した。加盟には、コソボの独立を認めていない旧ユーゴの隣国セルビアとの関係正常化が必要となるが、セルビアは反発しており、加盟実現には長時間を要する可能性がある。
アルバニア系住民が多数を占めるコソボは2008年、セルビアからの独立を宣言したが、セルビアは認めていない。EUはコソボとセルビアが1年以内に関係正常化で合意することを目指し、作業を進めている。
世界約110カ国がコソボの独立を認めているものの、セルビアのほか、ロシアや中国、EU加盟国ではスペイン、ギリシャ、ルーマニア、スロバキア、キプロスが独立を認めていない。コソボは国連にも加盟していない。