[16日 ロイター] - アジア時間の原油先物は前日の下げから反発し、週間で上昇する見通しとなっている。前日は中央銀行の利上げを背景に2%下落していたが、石油需要に関する一連の楽観的な予想に支援されている。
0109GMT(日本時間午前10時09分)時点で、北海ブレント先物は0.36ドル(0.4%)高の1バレル=81.57ドル。米WTI原油先物は0.25ドル(0.3%)高の1バレル=76.36ドル。
週間ではともに7%超上昇している。
国際エネルギー機関(IEA)は14日、中国の需要が来年回復するとして、2023年の世界の石油需要の伸び予想を日量170万バレルに引き上げた。
また、石油輸出国機構(OPEC)は13日、22年に日量255万バレル増、23年に日量225万バレル増とする世界の石油需要見通しを維持した。
これまで数回にわたって引き下げており、経済減速は「かなり明白」なものの、中国の新型コロナウイルス規制緩和などによる上振れの可能性もあると指摘した。