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ロシア、来年初に石油5─7%減産も 価格上限に対抗=副首相

発行済 2022-12-23 13:46
更新済 2022-12-23 19:27
© Reuters.  12月23日、ロシアのノバク副首相(写真)は、同国が2023年初めに石油生産を5─7%削減する可能性があると述べた。写真はウイーンで10月撮影(2022年 ロイター/Lis

[23日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は23日、国営テレビを通じ、自国産の原油・石油製品への西側諸国の価格上限措置に対応するため、2023年初めに石油生産を5─7%削減する可能性があると述べた。

ノバク氏は減産量について日量50万─70万バレルになる可能性があると述べた。

また、欧州がロシア産石油・ガスへの依存度を下げようとしているにもかかわらず、ロシアからのエネルギー輸出は世界中で需要があり、買い手の多様化を進めていると述べた。

ロシアのエネルギーなしに世界経済の発展を導くことは困難であるとし、石油と同様にガス価格の制限措置を導入している欧州でガス不足が発生する恐れがあるとした。

© Reuters.  12月23日、ロシアのノバク副首相(写真)は、同国が2023年初めに石油生産を5─7%削減する可能性があると述べた。写真はウイーンで10月撮影(2022年 ロイター/Lisa Leutner)

ロシアのプーチン大統領は22日、価格上限に対するロシアの措置を詳述した命令を来週初めに出すと表明。ノバク氏によると、この大統領令では価格上限に参加する国やその順守を要求する企業への石油・石油製品の販売が禁止される。

同氏はまた、ロシアの今年の石油生産量は21年の5億2400万トンから5億3500万トン(日量1070万バレル)に増加する一方、天然ガス生産量は最大2割減少し、6710億立方メートルになる見込みだと明らかにした。

来年の原油相場については、現在の1バレル=70─100ドルの範囲にとどまる公算が大きいとした。

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