[ブラジリア 3日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は3日、ブラジルのビエイラ新外相と電話で会談し、ルラ新大統領の米国訪問やベネズエラ問題などを協議した。ブラジル外務省の関係者が明らかにした。
これらの関係者は、バイデン政権が対ベネズエラ制裁の一部緩和に動きつつあるこの時期に、ベネズエラの指導者と良好な関係を保つルラ氏が率いるブラジルの新政権が米国とベネズエラの橋渡し役を担えるとの見方を示した。
ブリンケン氏はビエイラ氏と40分ほど会話し、環境や貿易といった他の分野での協力も話題にした。
米国務省は、米国とブラジルがルラ氏のワシントン訪問日程の調整を続けていると説明。ブラジル外務省はコメント要請に応じなかった。
関係者の1人は、ルラ氏が2月に米国を訪れる可能性があると述べた。