［イスタンブール ５日 ロイター］ - トルコのエルドアン大統領は、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ロシア・ウクライナ戦争の和平への取り組みは、一方的な停戦と「公正な解決のためのビジョン」によって支えられるべきだと述べた。トルコ大統領府が５日発表した。
大統領府は「エルドアン大統領は、平和と交渉の呼びかけは、一方的な停戦と公正な解決のためのビジョンによって支えられるべきだと述べた」とした。エルドアン氏はウクライナ産穀物の輸出に関する合意の成果を指摘したという。
エルドアン大統領はまた、ウクライナのゼレンスキー大統領とも電話会談し、ロシアとウクライナ間の持続的平和の実現に向け、仲介と調整を引き受ける用意があると伝えた。
トルコ大統領府の発表によると、ウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所に絡む外交的支援も申し出た。
ロシア大統領府（クレムリン）によると、プーチン大統領はエルドアン大統領に対し、ロシアはウクライナに関する対話に前向きであるが、ウクライナはロシアが主張する領土の喪失を受け入れなければならないと述べた。が発表した。
ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は５日、ロシア軍に占領されたウクライナ領土をロシアが保持することを認めるようなロシアとの和平協定を拒絶すると改めて述べた。