[ニューヨーク 9日 ロイター] - 9日の取引で、原油先物が1%超上昇。世界景気後退を巡る懸念はくすぶっているものの、中国で「ゼロコロナ」政策が事実上終了したことを受け、原油需要を巡り楽観的な見通しが広がった。
米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げペースを緩めるという期待からドルが下落し、リスク心理が全般的に改善したことも追い風となった。
清算値は、北海ブレント先物は1.08ドル(1.4%)高の1バレル=79.65ドル。米WTI先物も0.86ドル(1.2%)高の74.63ドル。
中国は8日、新型コロナウイルス感染対策の入国時の隔離義務を撤廃。香港からの入境時の隔離も廃止した。