[メルボルン 11日 ロイター] - 11日の原油先物価格は反落している。世界最大の石油消費国である米国で原油と燃料の在庫が予想外に増加し、燃料需要に対する懸念が再燃した。
0134GMT(日本時間午前10時34分)時点で、米WTI先物は0.59ドル(0.8%)安の1バレル=74.53ドル。北海ブレント先物は0.62ドル(0.8%)安の79.48ドル。
複数の関係筋によると、米石油協会(API)の統計では1月6日までの1週間に米原油在庫は1490万バレル増加。同時に、ヒーティングオイルやジェット燃料を含むディスティレート(留出油)在庫は約110万バレル増加した。
ロイターのアナリスト調査では原油在庫が220万バレル、留出油在庫が50万バレル、それぞれ減少すると予想されていた。
トレーダーは11日に予定されている米エネルギー情報局(EIA)の在庫データがAPI統計と一致するかどうかを見極める考えだ。