(一部表記を変更します。)
[ワシントン 11日 ロイター] - 米財務省高官は11日、記者団に対し、西側諸国が原油価格に上限を設けたためロシアの石油収入が減少していると明らかにした。
主要7カ国(G7)とオーストラリア、欧州連合(EU)は2月5日にガソリンやディーゼルなどのロシア産石油製品にも価格上限を導入する計画。昨年にはロシア産原油に価格上限を設定した。
同高官によると、ディーゼルの供給量を確保しており、予想よりも気温が高いため、ロシアのウクライナ侵攻に伴う今冬の石油製品圧力に欧州は耐えられる。ロシアの安価なディーゼルの一部は原油高に昨年見舞われたアフリカの国々などへ販売されることになるかもしれないという。