[メルボルン 13日 ロイター] - アジア時間13日の原油先物相場は小反落。ただ、週間では6%超の大幅高となる見通し。世界最大の原油輸入国である中国の需要回復や米利上げペース鈍化への期待が相場を下支えしている。
北海ブレント先物は0119GMT(日本時間午前10時19分)時点で0.17ドル安の1バレル=83.86ドル。米WTI先物は0.12ドル安の78.27ドル。
週間でブレントは6.7%高、WTIは6.2%高の水準。
アナリストは、新型コロナウイルスの規制を緩和した中国について、最近の原油購入や道路の交通量増加で需要回復期待が高まったと指摘。
RBCの商品ストラテジスト、マイケル・トラン氏は顧客向けノートで「エネルギー安全保障重視の姿勢を踏まえると、中国の輸入は今後も加速する見込み」だと述べた。
ANZのアナリストは、中国の登録自動車が多い15都市を対象とする渋滞指数が1週間前から31%上昇したと指摘した。