[カイロ 14日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は14日、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が、需給両面で原油市場の「先行き不安定」な状況に直面しているとの認識を示した。アシャルク・テレビとのインタビューで語った。
先行きが不安定な要因として、欧州連合(EU)のロシア産原油に対する制裁発動や中国の「ゼロコロナ」政策の解除を挙げた。
OPECプラスの産油能力は、石油部門への投資減少により日量370万バレル減ったと指摘した。
UAEは産油能力を日量500万バレル拡大する計画を従来の目標である2030年から27年に前倒しすることにより、一部の国の産油能力減少を補うため先んじて措置を講じていると述べた。