[シンガポール 16日 ロイター] - アジア時間16日の原油先物は反落。ただ、中国経済の再開が原油需要の増加につながるとの期待を背景に、年初来高値近辺で推移している。
0116GMT(日本時間午前10時16分)時点で、北海ブレント先物は0.36ドル安の1バレル=84.92ドル。米WTI先物は16日の米市場休場で薄商いとなる中、0.21ドル安の79.65ドル。
ANZのアナリストは、中国では新型コロナウイルス関連規制の緩和を受けて交通量が過去最低水準から引き続き持ち直しており、原油と石油製品の需要増につながっていると指摘。
INGのアナリストは調査ノートで「中国の需要について楽観論が広がっているが、短期的には比較的豊富な供給が続いている」と指摘。
今年第2・四半期以降に需給逼迫に伴い上値余地が拡大すると予想した。