[24日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は小幅高。市場は中国の需要回復見通しや世界経済の先行きを注視している。
0116GMT(日本時間午前10時16分)時点で北海ブレント先物は0.05ドル高の1バレル=88.24ドル、米WTI先物は0.13ドル高の81.75ドル。
現物市場の原油価格は今年、新型コロナウイルス対策を緩和した中国の需要増加の兆しや対ロシア制裁による供給逼迫への懸念を背景に堅調なスタートを切った。
だがOANDAのアナリスト、エドワード・モヤ氏によると、ドル相場の安定や中国経済再開に関するニュースへの疲弊感から原油価格は不安定化している。
同氏はリポートで、米経済は依然として悪化の恐れがあり、一部のエネルギートレーダーは中国の原油需要が今四半期にどれほど早期に回復するかなお懐疑的だと指摘した。