[ヒューストン 24日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落。世界経済の減速懸念や米原油在庫の増加見通しが重しとなった。
清算値は、北海ブレント先物3月限が、2.06ドル(2.3%)安の1バレル=86.13ドル。米WTI先物は1.49ドル(1.8%)安の1バレル=80.13ドル。
米S&Pグローバルが24日に発表した1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は46.6となり、景気拡大と悪化の分かれ目となる50を7カ月連続で下回ったが、2022年12月の確定値の45.0から上昇し、3カ月ぶりの高い水準となった。
OANDAのアナリスト、エドワード・モヤ氏はメモで「一部のエネルギートレーダーは中国の原油需要が今四半期にどれだけ早く立ち直るかにまだ懐疑的だ」と述べた。
S&Pグローバルが24日発表したユーロ圏の1月の総合PMI速報値は50.2と前月の49.3から上昇し、好不況の分かれ目となる50を昨年6月以来初めて上回った。一方、1月の英国の総合PMI速報値は47.8で、前月の49.0から低下し、2年ぶりの低水準となった。