[27日 ロイター] - アジア時間27日の原油先物は小幅続伸。堅調な米経済指標や中国の経済再開による需要拡大期待が支援材料となっている。
北海ブレント先物は0113GMT(日本時間午前10時13分)時点で0.30ドル高の1バレル=87.66ドル。米WTI先物は0.21ドル高の81.22ドル。
米国の国内総生産(GDP)やインフレ指標の改善によって連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの期待が高まり、景気悪化やそれに伴う原油需要減退の懸念が和らいだ。
一方、中国疾病予防コントロールセンター(CDC)は今週、国内の重症の新型コロナウイルス感染患者数が今月初めに付けたピークから72%減少したと発表しており、経済正常化に伴い原油需要が回復すると期待されている。
ジェット燃料やディーゼル燃料の供給逼迫が続き、需要が強いことも原油相場を支えている。
ただ、原油の集積地である米オクラホマ州クッシングの在庫増が上値を抑えている。