[イスタンブール 30日 ロイター] - トルコのドンメズ・エネルギー天然資源相は30日、同国が2月14─15日に天然ガス供給国と欧州の消費国が集まる「天然ガスサミット」を主催すると発表した。
ドンメズ氏は、供給国側は中東、地中海、カスピ海、中央アジアから集まると説明。「目標は供給国と消費国を集合させ、天然ガスの指標価格が決まる天然ガス取引センターとなることだ」と語った。
トルコは石油・天然ガス資源が乏しく、ロシア、アゼルバイジャン、イラン、カタール、米国、ナイジェリア、アルジェリアからの天然ガス、液化天然ガス(LNG)輸入に大きく依存している。
ロシアのプーチン大統領は昨年10月、バルト海でパイプライン「ノルドストリーム」が爆発したのを受けてトルコに天然ガス・ハブを設置することを提案。西側諸国の一部からは、ロシアが西側から制裁を受けた天然ガス輸出を隠れて実施できるようになる、との懸念が持ち上がっている。