[ブリュッセル 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)規制当局は1日、新たに液化天然ガス(LNG)の参照価格の公表を始めた。ロシアによる供給抑制で昨年見られたようなガス価格の高騰時に、ガス指標価格に上限を設ける計画の一環。
参照価格は国際価格に基づき公表される。15日以降は、天然ガスの取引指標であるオランダガス価格(TTF)期近物が3営業日連続で1メガワット時(MhW)当たり180ユーロを超え、LNG参照価格を同35ユーロ上回った場合、上限が発動される。
エネルギー規制機関間協力庁(ACER)が1日夜に公表した参照価格は55.21ユーロ。オランダTTF期近物の同日の終値は59.30ユーロだった。