[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相とニュージーランドのヒプキンス首相は7日、キャンベラで会談後に共同会見を開き、最大の貿易相手国である中国との関係の重要性を強調した。
会談では気候変動や安全保障、移民、経済について協議したと明らかにした。
アルバニージー氏はファレル貿易相が中国側と6日に行ったオンライン会談を「生産的」だったと評価した。
また「中国に対するわれわれの立場は明確であり、可能な分野で協力し、必要なときには反対し、われわれの国益のために関与する」と述べた。
その上で、対中貿易の規模の大きさを踏まえ「中国と良好な経済関係を築き、貿易を行うことは豪州の国益にかなう」とした。
ヒプキンス氏も中国はニュージーランドにとって「非常に重要なパートナー」との認識を示した。ただ「時折意見が対立する分野がないわけではなく、今後も中国との意見の相違を表明していく」と述べた。