[シンガポール 9日 ロイター] - 原油先物価格は午前のアジア市場で4日続伸している。トルコでの地震を受けた原油輸送の停止や中国の需要回復期待が引き続き支援材料となっている。
0239GMT(日本時間午前11時39分)時点で北海ブレント先物は0.14ドル(0.2%)高の1バレル=85.26ドル。米WTI先物は0.11ドル(0.2%)高の78.58ドル。両先物は今週に入り6%超上昇している。
トルコとシリアで発生した大規模地震により、BPアゼルバイジャンは7日、トルコのセイハン港からの原油積み出しに不可抗力条項を発動した。これを受けてセイハン港の操業は停止し、イラクとアゼルバイジャンからの原油輸送が途絶えた。
中国がゼロコロナ政策を昨年12月に終了したため、世界第2位の原油消費国である同国の需要が高まるとの期待も相場を下支えしている。