[13日 ロイター] - ロシア国防省の専門家は、ウクライナに隣接するロシア南部ロストフ州とウクライナ東部ドンバス地域を結ぶ配水システムを建設している。国営タス通信が12日に報じた。
ロシアは昨年、ドンバスを構成するドネツク、ルガンスク両州の一方的な併合を宣言している。
報道によると、配水システム設置工事は今後数カ月で完成する予定で、1日当たり30万立方メートルの給水能力を持ち、全長200キロの送水管2本で構成されるという。
国防関係者は「ロシア国防省から2600人以上の専門家と1000台以上の機材が24時間体制で建設に携わっている」と述べた。
ドンバス地域には大規模な配水管網があるが、過去約1年の戦闘で損傷している。