[イスタンブール 10日 ロイター] - トルコのエネルギー当局者は10日、同国南部で発生した大地震を受け、2月14─15日に開催予定だった「天然ガスサミット」を3月22日まで延期すると発表した。天然ガス供給国と欧州の消費国が集まる予定だった。
ロシアのプーチン大統領は、バルト海で「ノルドストリーム」ガスパイプラインが爆発したことを受け、トルコに天然ガス輸送の拠点を設置する提案。西側諸国の一部からは、ロシアが西側から制裁を受けた天然ガス輸出を隠れて実施できるようになる、との懸念が持ち上がっている。
トルコは現在、国内で消費する全てのガスを輸入に依存しており、大規模な液化天然ガス(LNG)の輸入インフラを有している。トルコ政府は、こうした設備がトルコが天然ガス輸送のハブになることの一助になると考えている。