[ワシントン 13日 ロイター] - 主要7カ国(G7)と中国、インド、サウジアラビアの政府関係者が、17日に初めて開かれる債務を巡る円卓会議のオンライン形式の会合に参加することが13日、関係筋の話で分かった。
同会合は国際通貨基金(IMF)、世界銀行、20カ国・地域(G20)の議長国であるインドが共同議長を務める。
関係筋によると、エチオピア、ザンビア、ガーナなどG20共通の枠組みでの債務処理を要請した国のほか、スリランカ、スリナム、エクアドルなど独自の債務危機に直面している中所得国の関係者が参加する。来年のG20議長国を務めるブラジルも参加するという。
今月23─25日にはインドでG20財務相・中央銀行総裁会議が予定され、同25日には円卓会議の対面会合が開かれる見通し。
関係筋によると、円卓会議にはパリクラブ(主要債権国会議)、国際金融協会(IIF)、国際資本市場協会、民間金融機関2社も参加する。
同会議は、2年前に支援を要請したザンビアの債務救済協議の進展が遅い状況にいら立ちが高まる中で創設された。主催者らは、円卓会議は原則的な問題解決に寄与するとし、ザンビアや他の個別のケースに焦点を当てるものではないとしている。
イエレン米財務長官や他のG7当局者らは、世界最大級の債権国である中国が債務処理加速の主な障害とみている。また、G20に対し債務処理の共通枠組みを中所得国にも拡大することで合意するよう求めている。