[モスクワ 13日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は13日、2022年の同国のガス輸出量が前年比25.1%減の1844億立方メートルだったと明らかにした。バルト海経由でロシア産天然ガスを欧州に送る海底パイプライン「ノルドストリーム」の破壊工作や、欧州の顧客がロシアからの供給を回避していることが減少の要因だと説明した。
ノバク氏によると、22年の同国ガス生産量は6738億立方メートルだった。
同氏は、ロシアは輸出インフラの多様化に取り組んでおり、アジア太平洋地域への販売を増やす可能性があると述べた。その上で、この目的達成のために、国営天然ガス独占企業ガスプロムはプーチン大統領の指示を受け、ロシア産ガスをモンゴル経由で中国に輸送するパイプライン「シベリアの力2」建設に加え、極東ルートの建設加速に取り組んでいると語った。