[モスクワ 14日 ロイター] - ロシアのウラル原油の中国向け海上輸出は1月に日量23万バレルと、昨年6月以降で最高となった。トレーダーの情報やリフィニティブ・アイコンのデータで明らかになった。
中国のウラル原油の需要に回復の兆しが出ていることが浮き彫りになった。
ある業界筋は「中国が目覚めた。(ウラル原油の)新たな買い手が毎日のように現れている。インドはすでに(ロシア産原油を)最大限購入しており、新たな需要があるとすれば、中国の需要だ」と述べた。
欧州連合(EU)は昨年12月5日以降、ロシア産原油の輸入を禁止しており、ウラル原油は大幅なディスカウント価格で販売されている。
ロシアは3月から日量50万バレルの減産を計画。市場筋によると、中国の2月のウラル原油の需要が拡大すれば、ウラル原油のディスカウント幅が縮小する可能性もある。