[ブリュッセル 15日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)は15日、昨年9月に発生したロシア産天然ガスを欧州に輸出する海底パイプライン「ノルドストリーム」での爆発を受け、重要な海底インフラに関する問題で産業界との連携を強化するため、ブリュッセル本部に担当部署を設置すると発表した。
NATOのストルテンベルグ事務総長は記者団に対し「パイプライン『ノルドストリーム』での破壊工作がわれわれが直面している脆弱性をわれわれ全員に想起させた」と指摘。民間部門との調整および協力を改善するため、本部に担当部署を設置するとし、「産業界との連携を促進し、軍と民間の主要な関係者が集まってベストプラクティスを共有し、革新的な技術を活用し、海底インフラの安全性を高める」とした。