[ヒューストン 16日 ロイター] - ハリス米財務次官補は16日、ロシアが日量50万バレルの原油減産を決めたことについて、全量を販売できていない状況を反映しているとの見方を示した。
ロシアのノバク副首相は先週、西側諸国がロシア産石油・石油製品に上限価格を設定したことを受け、3月から原油生産を約5%削減する方針を明らかにした。
ハリス次官補は石油業界の会合で、ロシアの減産は「単に(石油を)売ることができなかったためであり、石油や精製品を武器化したかったためではない」と述べた。
また、ロシア産石油・石油製品の上限価格設定は市場の安定とロシアの収入抑制が狙いだとし、その両方が達成されているとの認識を示した。