[ロンドン/パリ 21日 ロイター] - 英政府は21日、ロシアのプーチン大統領が米国との新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止を表明したことについて、軽率な決定だと非難した。
プーチン氏は21日の年次教書演説で新STARTの履行を停止すると述べた。ただ、条約からの離脱は否定した。
スナク英首相の報道官は「軍縮は地球の安全保障に不可欠であり、新STARTの履行停止はプーチンが政治的利益のために世界の安全保障を危うくする新たな例だ」と指摘した。
仏外務省もロシアに対して早急に決定を撤回するよう要請。「新STARTは核兵器管理と戦略的安定の国際的枠組みで不可欠なものだ」と強調した。