[ヒューストン 27日 ロイター] - 米石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムが27日発表した昨年第4・四半期決算は、調整後の1株当たり利益が1.61ドルとなり、リフィニティブIBESがまとめたアナリスト予想の1.80ドルを下回った。エネルギー価格の下落やコストの増加が響いた。
四半期配当は38%増やして1株当たり0.18ドルにするとともに、30億ドルの自社株買い戻し計画も明らかにした。
今年の設備投資は、昨年の45億ドルから最大62億ドルに増えるとの見通しを示した。石油、化学、新たなエネルギー事業の全般にわたってコストの増加に直面していると説明した。
今年の炭素削減プロジェクトへの支出は少なくとも倍増の2億ドルと想定。二酸化炭素(CO2)を回収する新事業に求められる資金の規模によっては、6億ドルに達する可能性もあるとした。
大気中のCO2を直接回収するDAC技術を使うプラントを数十件建設する方針で、最初の大規模DACプラントは、稼働時期が当初予定の2024年終盤から25年半ばに延期された。