[28日 ロイター] - アジア時間28日序盤の原油先物価格は小動きとなっている。前日は米国の追加利上げが需要を減退させるという懸念が高まったため、下落していた。
0137GMT(日本時間午前10時37分)時点で、北海ブレント先物のこの日が取引最終日となる4月限は0.20ドル安の1バレル=82.25ドル。前営業日は0.9%安だった。活発に取引されている5月限は0.04ドル高の82.08ドル。
米WTI先物は0.11ドル高の75.79ドル。
ANZのアナリストは顧客向けノートで「予想以上に強いインフレ指標はさらなる利上げへの懸念を高め、米国内の需要をすでに抑制している」と指摘。ただ、賃金の伸びが鈍化することでインフレが抑制される可能性があり、原油は下値を追わずに済んでいる。
また、ロイターの調査によると、アナリストは24日までの1週間に米原油在庫が40万バレル増加し、10週連続の増加になると予想している。