[ロンドン 28日 ロイター] - ロイターの2月の原油市場調査によると、石油輸出国機構(OPEC)産油量は日量2897万バレルで、1月から同15万バレル増加したことが分かった。湾岸産油国がOPECプラスの減産合意を順守する一方、ナイジェリアの生産が回復した。
ただ、昨年9月との比較では同70万バレル以上減少している。
ナイジェリアは治安問題が原油生産の重しとなっている。
OPECプラスは昨年11月から日量200万バレルの減産で合意している。2月もその目標は据え置かれた。
2月の減産履行率は169%。1月は172%だった。
OPEC加盟10カ国の2月の生産量は目標を日量88バレル下回った。1月は92万バレル下回っていた。
減産合意の対象外であるリビア、イラン、ベネズエラのうち、イランの輸出およびベネズエラの生産量は増加した。リビアの生産は横ばいだった。
ロイターの原油市場調査は外部情報筋の輸送データやリフィニティブ・アイコンの取引データ、タンカー追跡会社、石油会社関係者やOPECなどの情報に基づき集計している。